『メタボリックシンドローム』
ところで今ほど『メタボリックシンドローム』といって内臓脂肪型肥満によってさまざまな病気が引き起こされることが注目されている時はありません。適正体重内といって安心していてはいけないのです。その内臓脂肪型肥満を簡単に調べる方法として、ウエストサイズ(へそまわり径、腹囲)を測ります。
男性85cm以上、女性90cm以上であれば、内臓脂肪型肥満が疑われます。日本肥満学会作成の「メタボリックシンドローム診断基準」によれば、内臓肥満に加えて、血糖、血圧、血清脂質とうの異常が2項目あるのを『メタボリックシンドローム』です。「糖尿病」「高脂血症」「肥満症」「高血圧」などの重複発症があり心臓病の発症リスクがあります。内臓脂肪は比較的容易にたまるものの、日々の食事や運動を心がければ容易に減らすことが可能です。
体脂肪率
身体が細っていても、体重に占める脂肪の割合が高いことが知られている。標準は男性で10から20%、女性で20から30%、アスリートの体脂肪率は14.3%以下であるので、体脂肪率を知ることが第一歩である。体脂肪率測定機能のついたヘルスメータで簡単に測定することもできますが、正確なことはエコー検査をしてもらわないと分かりません。
女性の場合にはヒップとウエストと身長、男性の場合には胴回り、手首周り、体重が分かればフィッシャーらの定数を基に計算出来るようで、私の場合は19.0%でした。
BMI(ボディマスインデックス:肥満度)
ところで、 もう一つBMI(ボディマスインデックス)という体格指数で現在の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
で求められた数字が18.5~25未満が普通体重、25以上の場合肥満といえ、私の場合は23.8%でした。平均的な身長 164cm の方であれば、49.7kg~67.2kgが適正体重である。この適正体重の維持には運動も効果的と言われている。運動は病状によっては控えることが必要な場合もあるため、病気を持つ人は受け持ち医師に確認しましょう。
生活習慣病の指針として、体組成計があると家庭でも測定できて便利なものです。わたくしもコーナンで日替わり4000円位で思い切って買いました。買う人が多いと思って30分前に店頭に到着したのですが、100台限定でしたが並んだのは2人だけでした。しばらく見ていたのですが、買う人はいなかったので意外と便利さに気づかれてないようです。
さて、本題に戻りますが、一度、基礎データを入れてしまえば、後は体重計に乗るだけなので、思ったよりも簡単測定できます。無謀なダイエットがきになるお嬢さん、生活習慣病のお兄さん、骨そしょう症の気になるお母さん。家族の健康管理にいかがですか。なお、正確な測定値を得るためには、素足になり足の裏の汚れを落とし、なるべく裸に近い状態で、平静な時に測りましょう。次の表を見れば分かるように、測定値は急激に変化することはないが、気持ちの問題として毎日同じ時間に測りましょう。
|
|
 |
|
|
|
|
● |
TANITA 体組成計 |
|
インナースキャンBC-521 |
|
|
|
|
|
- 体重、体脂肪率はもちろん内臓脂肪、基礎代謝、筋肉、推定骨量がわかる
- 新技術リアクタンステクノロジーでさらに正確測定
|
|
|
|
使用事例
[個人データ登録]
ちょっと戸惑いましたが、個人データ1(最大4人分)に体重、身長、年齢、性別をセットします。
[体重測定]
1ボタンを足先で押し、3秒ほどで表示が体重に切り替わってから、素足で電極板にかかとを合わせてのりましょう。10秒位、直立したまま動かない。ピピツと音がしたら降りましょう。体重と体脂肪率を表示されます。私の場合は12.8%でした。
[項目読み取り]
体重計から降りて表示したい項目ボタンを押すことによって、データーが表示されます。その後、自動的に電源が切れます。
項 目 |
某日①
測定結果
(夜)
|
某日②
測定結果
(翌朝) |
某日③
測定結果
(翌夜) |
判定表示 |
健康管理 |
体脂肪率
(%) |
12.8 |
13.7 |
13.5 |
-標準 |
標準です。体重に占める脂肪の割合で体内の脂肪状態がわかります。体脂肪率は男性で15から20%未満、女性で20から25%が適正です。 |
基礎代謝
(kcal/日) |
1381 |
1379 |
1379 |
燃えやすい |
基礎代謝が高い筋肉量の多いアスリート体です。引き続き、肉、魚、大豆、乳製品をバランスよく摂りましょう |
内臓脂肪
(内臓脂肪レベル) |
8 |
8 |
8 |
標準 |
今のところ心配ありません。これからもバランスの良い食事や1日10分以上の適度な運動を週2回以上続けましょう。 |
筋 肉
(Kg) |
48.4 |
49.0 |
48.7 |
筋肉スコアー0 |
平均的です |
骨 量
(推定骨量kg) |
2.6 |
2.7 |
2.7 |
標準よりよい |
引き続き、牛乳かヨーグルト(1パック)、小魚(めざし4匹)を大豆製品(納豆2パックと豆腐半丁)と一緒に摂り、ビタミンD合成で毎日30分程度の日光浴ましょう |
注意)骨量は、骨折の危険度を判定するものでないので注意!
|

トップページへもどる
|